石器の種類
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呼 び 方
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説 明
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石刃
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ブレード
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縦に細長く、長い方の両辺がかみそりのようにするどい。けものの肉や皮を切る時に使われたり、ほかの石器をつくる原材料になる。
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細石刃
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マイクロブレード
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細長い小さな薄いかみそりの刃のようなかけらで、幅が1cm以下のもの、骨や棒などにみぞをつけたものに、いくつも埋め込んで槍の先に付けて使われた
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細石刃核
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マイクロブレード・コア
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一つの原石から、次から次へと石刃をたくさん取った残りを石刃核という。石刃技法には、湧別技法という優れた技法の白滝型、札滑型のほか、峠下型、蘭越型、忍路子型がある。
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彫器
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ビュアリン
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石器の一端にちいさな「とい」のような刃を付けたもの。荒屋型は彫刻刀のように使った。ホロカ型は肉を切り刻む道具として使われた。
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尖頭器
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ポイント
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木の葉のような形に先をとがらせて、物を突き刺すための道具。
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有茎尖頭器
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タングドポイント
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小型の尖頭器の根本に柄を付けるとび出しの加工がされている。投げ槍として小さな動物をねらった。
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石錐
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ドリル
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尖った小さな三角形の刃をもつ石器。服やテントをつくるため、毛皮に穴をあけるための道具。
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掻器
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エンドスクレーバー
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石刃などの細長い石のかけらの先端や末端に、急角度のまるい刃をつけたもの。動物の皮なめしに使用された。
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削器
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サイドスクレーバー
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石刃や縦長の剥片のふちに細かい加工をし、皮や肉、木などを切ったり、削ったりする道具。
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舟底型石器
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ボートシェイプトトウール
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大きな剥片や、母岩の平らな面を打ちかいて、舟のような形に仕上げた石器。ホロカ型細石刃核の素材となったものと、毛皮のなめしに使った道具もある。
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砥石
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ウェットストーン
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針や骨角器、矢柄、石斧の刃などをみがくためのもの。あらい、やわらかい石でつくられている。
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